はじめに:『副業』が人生の転機に
はろー皆様、はじめまして! 34歳で「お金のために副業したい」がために10年勤めた会社を辞めた元OL、よいこです。
さて、皆様は副業をしていますか? 私はしていませんでした。なぜなら、本業は副業禁止の会社だったからです。
「今時副業禁止ですって…なぜなの?心底不思議…」
そんな今時の流行にも乗れない会社に嘲笑しながら、副業OKの会社を探し始めたのが、私の人生の転機となりました。10年勤務しても給料が上がらない現実。
本業のみの生活を変えたかったのです―――
ブラックな医療職からの転身
私の職歴を軽くお話しさせてください。
医療系の専門学校卒業後、最初に就職したのは、地元民に愛される小さな病院。雰囲気は良い……ただし患者に限る、なんていう、よくある医療の世界。闇深ですよね。
若かりし頃の私は、すぐに直面する個人経営ならではのサービス残業や有給取得の難しい生活に思わず目が遠くなりました。これが…噂のブラック…
はい しょっぱなブラック挫折しました とっととやめちまおう
嫌気がさして転職したのが、製造業界での事務職でした。
プライベートが「あまりまくる」快適生活
この事務の仕事は、年間休日多めで基本的に定時退社。初心者でも挑戦しやすく、それまでなかったプライベート時間の確保があまりまくるほど余裕でした。
- 仕事時間はきっちり8時間
- 土日祝とシーズン長期休暇あり
- そしてボーナス
人間関係は悪くなく、最初は本当に良かったんです。いや、本当に個人的な問題。
私は自由な時間を得てしまった。これが最大の「失敗」だったのです。
【最大の失敗】自由な時間と「推し」による無限課金
実は私、多趣味なんです。
幼少期からの読書、漫画、アニメに始まり、旅行や温泉、そして酒好きと相まって一人居酒屋巡り。どれもこれも、金がかかるものばかり。
そして、時間に余裕が出てきた私はついに禁断の扉を開いてしまいました。
そう、「推し」という名の無限課金です。
もともと貯金は苦手でした。「あればあるだけ使う」という将来性のない性格ですが、直そうとは思っていません。「金は天下の回り物、ひとところに留めていてはいけない!」という確固たる信念のもとに私は生まれてきたのです。
…偉そうなこと言っていますが要するに後先考えられない愚か者なのです。よく解ってますので…ええ…はい…。
借金は副業を意識する「救済」
お金がない?それは「少ない」ということでしょう?本当に無いというのはゼロなのです。
ゼロになろうが、借金という救済がありますよ!
…というのは半分冗談。返済不可能な借金、リボ払いは人生においての大敵であると心得ておきましょう。もはや違法行為と思ってしまった方が良いまである…
という流れで、借金をこさえたのが、私が副業を意識するきっかけでした。
- 反省はしています。
- だが、今の生活を変えるつもりは毛頭ない!
「働いても増えない給料」と「増える時間」への不満
事務という職種は、なかなか給料が増えないのが世の常識なのでしょうか。
昇給は年1回ありますが、物価の上昇に全く追いつきません。みんな大好き漫画本も、昔は1,000円札握りしめてスキップしながらレジに2冊は持って行けたのに!なんならおつりでアイス買えたのに!
旅費も食料品も値上がりしているのに、私の給料の値上げは微々たるものでした。
「お金が足りない。借金が膨らんでいく」
「なのに、時間だけが増えていく。有給が毎年増えていく。いらない!休みなんかいらない!働かせろ…金をよこせ…!」
時間が有り余っているのだから、その時間を自由に使いたい。デスクワークで体力もあり余っている私は、まだまだ働くこともやぶさかではないのだ!
副業禁止の壁と転職への決意
「アルバイトを探せ!土日に旅行に行きたい欲を、どうにかして稼ぐ方にシフトしたい!」
そう意気込んでいた私に襲い掛かる、「副業禁止」の文字。
「はぁ??なんで??どうして???何の権利があって??????」
それからしばらくは、「副業 ばれない」「副業 確定申告」「副業 禁止 法的には」なんていう検索ワードでサジェストが埋まっておりました。
いろいろ悩んで、バレない働き方をするリスクや税金を考えると、潔く転職した方がいいと気づきました。
10年勤めた会社を辞めた理由
10年務めましたが、辞めると決めたことに後悔はありません。もともと飽き性で、仕事自体にやりがいはありませんでした。
- 「やりたい事を、やりたい時に、やりたいだけ」がモットー
ちなみに10年続いた理由は、推しができたから。推しのことしか頭になく、仕事やお金の状況を全く考えていませんでした。反省点ですね。
最高だった「当たり仕事」のメリット
辞める結果にはなりましたが、事務として働いてきた過去は後悔していません。職務内容自体に魅力はなくとも、最高にストレスのない社会人生活を送れたからです。
- 上司に不満をぶつけても怒られない
- 人間関係のストレスが少ない
- 有給、時間休まであり、福利厚生も充実
- 時短、在宅、時差出勤もあり
一生続けても問題なさそうな、「当たり仕事」でした。
しかし、それは限りあるお金で満足できる方々向けであり、プライベート比重8割の私には物足りない仕事でした。
先輩は「現状に満足、行き過ぎた贅沢は求めない、安定志向」で満足していましたが、私にはそれができませんでした。
それなのに何故やめるのか?
「副業禁止だから」
ただそれだけです。
副業のための戦略:手に職をつけよう
先輩が言うように、身の丈に合わない贅沢をしたければ動かなければなりません。働かなければお金はもらえない。これが全てです。
不労所得の資金もない。単純に働くしかないのです。
この先何十年と働かないと、私の性格上、金は尽きるだろう。貯金は「やりたくないことランキング堂々の1位」なので!なにしろ私は、明日死んでも後悔しないお金の使い方をしたいのです。
よって、この年にして手に職をつけようと決意しました。
転職と借金の負のループ
今の収入を上げるにはどうすればいいか?
- 給料が上がる見込みのある職種に転向する(高収入職種へ転職)
- 単純に本業にプラスして仕事を増やす(副業可の会社へ転職)
どちらにしろ、生涯働く or 稼ぐと決意した私に示された道は、手に職を得ることでした。
とりあえず転職サイトに登録し、高収入な求人ばかりを見ていると、転職エージェントに勧められたのが「施工管理か、エンジニア」。
転職時に勧められる職種、1位さんと2位さんじゃないですか こんにちは こちとら転職にあたって下調べとかもしますのでね。若干斜に構えておりました。 しかし、エンジニアに関しては私の理想に近い職種なのでは?と納得させられるエージェントの手腕。お見事ですよねぇ。見習おう。
エンジニアは「手に職」に適し、職種柄副業もOK。未経験からの入り口も多く、私はプログラミングスクールに通って適性を図ろうと思いました。
はい、ここまで読んでくださった皆様、お気づきですよね?
借金が!!増えました!!!もう!!!ばかばかばか!!!!
金が欲しくて転職活動していたのに、転職するために金を使ってしまったのです。本末転倒。愚かの極み。もういっそのこと笑ってくれ。笑うしかないのです。
現状給料より多く稼ぐ、という新たな目標
無駄に行動力だけはある後先知らず、よいこです。
未経験OKな会社にとっとと入社すればいいじゃないって?私、34歳なので。若さはもうウリにできないので、「こういう勉強をしていて、未経験ながらこんな資格があります」というアピールをしないといけないのです。世知辛い。34歳って働き盛りでお得だと思うんですがどうですかね。難しい年齢?ああ、そうですか…。
反省したので、これ以上余計な支出を増やさないために、事務職のままでの副業開始を固く誓ったのでした。
- プログラミングスクールの経験から、エンジニアへの転向はいったん取りやめ
- 大前提として現状給料より多く稼ぐを新たな目標とする
私が目指した副業の形
本業は経験を生かして事務関係で探すことにして、本題は副業です。
副業は本当にたくさんあります。Chat GPTに聞けば、ブログ、Webライター、プログラミング、FX、配達など、いっぱい出てきますよ。みなさんもぜひ相談してみてはいかがでしょうか。
私はまず「どう稼ぎたいか」を考えました。
私の副業のイメージは、「パソコン1つで完結する、居場所にこだわらない働き方」でした。
Webライターやデザイン、FX投資が、イメージしていた副業の形です。将来的にプログラミングを目標としていました。
生成AIの登場と新しい目標
頼れる相棒、Chat GPTに「将来的にプログラミング系の副業をしたいが、お金がないからまずは数千円でも下積みをしたい」と相談。勧められたのはWebライターでした。
うん、ありきたりで競争高め。
不安になりつつ一旦アニメ鑑賞、漫画、なろう系小説漁り…。そんな堕落の日々に突如出てきたのが、生成AI動画でした。
「ほーん、AIかぁ。こういう動画も作れるのかぁ。あ、このイラストもAI?…へぇ」
なんて重たい瞼を開いた私は暇つぶしがてらchatGPT先輩に聞いてみたのです。「AI系の副業はないの??」って。結果、たーくさんありました。流行ってますからね。WebライティングもAIで書く時代ですからね。単価?競争?需要?ポーンと頭から飛びました。
私は単純に興味関心があるので、AI系の副業をやってみたいなって
まるで桜の木の下で眩しい朝日に照らされながら真っ白な校舎を見上げる女子高生のごとく純真にそう思いました――…
副業のための本業探し:完全在宅へのシフト
退職の目的だった副業の方向性は決まりました。なので、その副業をやるための時間を確保できる本業を探すことにしました。
当初は事務職の正社員で探していましたが、副業可の情報は見当たらず、おそらく年齢制限にも引っかかっている。知っていますか、事務は若い子に人気で若い子が欲しいと人事も言っています…偏見ですが。
そんなこんなでIT事務やデスクサポートを探すことに方向性を固めるうちに、私はついに退職しました。
地方在住OKな都心の会社を探す
有給消化月間に突入!借金があるくせに遊びまくりました。人生の夏休みというやつですね。楽しかったです!!
まぁ、普通は焦るのでしょうが、私は焦りませんでした。
- 遊び、大事。
- 余裕、大事。
- 焦り、禁物。
就職活動は弱火で継続。理想は、副業活動に支障のない完全在宅勤務、かつ地方在住OKな都心の会社です。
地元で探すよりも、都心の職を探した方が圧倒的に給料が高かったのです(一般事務職でも年収50万~100万の差!)。
正社員から派遣へ
「完全在宅 地方在住OK」をキーワードに探すこと1ヶ月。私は、ハードルを下げるということに気づきました。
そうです、正社員で探すから大変なのです。
派遣社員で探そう。
いやー、数日で見つかりましたね。早くこっちにシフトしとけばよかったです。
時給計算すれば、地元企業正社員の給料と、東京都にある企業派遣の時給では年収に大きな開きはありませんでした。これが格差…!
福利厚生は劣りますが、生涯続けるつもりはないですし、シフト制のおかげで節約できそうです。まさに今の私にぴったりな仕事に満足しました。
こうして私は、
副業をするために10年間勤め続けた会社を辞めて、完全在宅の派遣社員としての生活が始まったのです。



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